誘電体円柱共振器法とは?円柱状誘電体試料を測定するための誘電体円柱共振器法は国内規格JIS R1627(1996)および国際規格IEC61338-1-3(1999)に制定されています。
2誘電体円柱共振器法は1996年にJISR1627、1999年にIEC61788-7としてそれぞれ制定されました。
本法は直径が等しい2つの誘電体円柱を用いることにより、円柱のtand と導体板のRs を高精度に分離測定することができます。
下図に示すようにTE011モード用円柱は長さL1を持ち、TE013モード用円柱は長さL3=3L1を持ちます。円柱のer は各共振器のf0の測定値より求められます。
また、二つの円柱のtand が等しいと仮定することにより、両共振器のQu の測定値からtand およびRs を求められます。
2誘電体円柱共振器法は、(Zr, Sn)TiO4セラミック円柱を用いることによりHTSバルクのRs 測定にも応用されました。
しかし、10GHzにおいてRs =0.1mW 以下のHTS薄膜が開発されると、薄膜に比べ円柱の損失が大きくなるためセラミック円柱の代わりに
低損失サファイア円柱が用いられるようになりました。この方法は2サファイア円柱共振器を呼ばれています。2001年IEC61788-7として制定されました。